最近読んだ本や、好きな本を少しずつ紹介していこうと思います。
となりの野生ヒグマ
北海道新聞社 2019年発行
「守るために思うこと」のヒグマのページで紹介した本です。
ヒグマに関して正しい知識を得ることが、人もヒグマも守ることになるとの思いから載せました。
14人の専門家の方が、それぞれ調査したことやヒグマ対策について書いていらっしゃいます。
観光で北海道を訪れる方にも、ぜひ読んでほしい本です。
野生の猛禽を診る
北海道新聞社 斎藤慶輔 2014年発行
「守るために思うこと」の鉛玉中毒のページで紹介しました。
野生動物専門の獣医師として、20年以上活動されている方の本です。
釧路湿原野生生物保護センターを拠点として、猛禽類の保護や野生復帰への取り組み、現在起きている問題などについてとても詳しく書かれています。
病んだ地球の白血球でありたい、という志を貫き通す姿は本当に尊敬します。
いのちの海知床
北海道新聞社 関勝則 2006年発行
「守るために思うこと」の海についてのページで紹介しました。
30年以上、知床の羅臼で海の生き物達を見てこられた関さんの写真集です。
水中ガイド、そして写真家としてプロ中のプロであり、私も知床の海、そして流氷について多くのことを教えていただきました。
関さんが知床の海中を撮った映像は、テレビでもたびたび拝見します。
海ワシ物語
源草社 泊和幸 2014年発行
たまたま書店で手に取った本でした。
40年以上、オオワシやオジロワシといった海ワシの生態を追い続けている方の写真集。
なによりも、ワシ達への思いと暖かいまなざしが伝わってくる写真集です。
北国の動物たち1〜5
偕成社 永田洋平 1980年発行
私が子供の頃、宝物のように思っていた本です。
北海道開拓期の、未踏の大自然の姿とはどんなものであったのか、そこに登場する動物たちの生き生きとした姿に強烈に惹かれたのでした。
かなちゃんとの出会いを作ってくれた本でもあります。
トリノトリビア
西東社 川上和人 マツダユカ 2018年発行
とりほん
西東社 もねこ 2020年発行
鳥について、へえ〜っということがたくさん書かれている本。
火を使う鳥がいることを知ってビックリ!
とりほんは飼い鳥の本だけど、野鳥についてもいろいろ書かれていておもしろいです。
北海道サロベツ原野 鳥たちの365日
北海道新聞社 富士元寿彦 2020年発行
とにかく読んでいて楽しい本です。
サロベツ原野で50年にわたって撮影を続けている方の写真集です。
鳥達の生き生きとした姿、さまざまな表情、その生き様、カメラを持つ人の思いまで伝わってくる本です。
星野道夫の仕事1〜4
朝日新聞社 星野道夫 1998年発行
私が星野さんの写真を見る機会を得たのは、残念ながら亡くなった後でした。
図書館で暇つぶしをしている時に、一枚の写真が偶然目に入ったのです。
それは、一頭のムースが水草を食べながら顔を上げたところでした。
匂いのする写真、というのに初めて出会ったと思ったのです。
以来、星野さんの本をよく読みました。
この4冊の本はその時購入して、今も折々に眺めています。
いつか、おまえに会いたかった…というあの文章と共に。
いきものづくし ものづくし
福音館書店 内城葉子 他 2021年発行
このシリーズは12巻まであるのですが、大判のページいっぱいに、様々ななテーマで描かれているイラストが圧巻です。
子供用の絵本ですが、大人も充分楽しめるマニアックなチョイス。
この写真の9巻は「とりのたまご」のページがあって、これがまたすごいのです。
しかも、巻末に解説書までついている親切さです。
北海道 爬虫類・両生類 ハンディ図鑑
北海道新聞社 徳田龍弘 2011年発行
北海道の爬虫類、両生類を知るには最適の本。
ただの図鑑ではなく、生態に関する解説がとても丁寧に、とてもわかりやすく、そして深く掘り下げて書いてある。
ヘビは嫌いという人にも、ぜひ一度読んでもらいたい一冊。
懸命に生きている彼らのことを知れば、見方も変わるはず!!
もうじきたべられるぼく
中央公論新社 はせがわゆうじ 2022年発行
子供用の本だけれど、大人こそ読むべき本。
自分たちの生活が、多くの命によって支えられていることを忘れないために。
衣食住、水、全てそう。
自分の命は、自分だけのものではないんだと、わかりやすく語りかけてくれる本。
羽 原寸大写真図鑑
文一総合出版 高田勝・叶内拓哉 2004年発行
2018年に増補改訂版もでています。
羽の写真がすべて原寸大で掲載されており、風切羽、尾羽など色々な部位を見ることができます。
273種が載っていますが、改訂版は280種に増えています。
思わず欲しくなる、見応えのある図鑑です。