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お散歩に行ってきました!

2025年 4月の記録

山の上で出会った、はるかな高みを飛ぶ100羽を超えるハクチョウの群れ!!!
(後で撮ったものを確認したところ、優に200羽を超える。たぶん400羽越え)

春の風に乗り、山を越えていくその姿のなんと美しいこと!!!
まるで波のようにハクチョウの列が現れては通り過ぎていきます。
自らの力で海を渡り、遠くシベリアまで旅をする、その翼に尊敬と憧れをもって・・・乾杯!!!

この日、この時に、私を偶然この場所に導いてくれた「何か」に感謝。
第六感かも・・・
(詳細は6日の記録に書きます。なるべく早く書きますね!)

雪解けがすすみ、早くも夏鳥たちが姿を見せていますね。
私の散歩道では、ベニマシコの小さな群れがやってきましたよ。

(写真はクリック、またはタップをすると大きくなります)

とてもかわいくて思わず見入ってしまいましたが、先日は吹雪。
気温も低くて、大丈夫かな??来るのが早すぎた?? と心配してしまいました。
実際、はじめに出会ったのが3月27日ですから、例年より早いのではないでしょうか。

ベニマシコに出会う場所ですが、毎年ほぼ同じなのです。(二箇所)
幼鳥に会ったこともあり、もしかしたらこの辺りで繁殖しているのかな?? 同じ個体が帰ってきているのかな?? と色々想像してしまいます。

群れは5〜6羽で、確認できたのはオスが3羽、メス1羽。
先日は倒木のまわりの地面で、種をついばんでいましたよ。
どことなくのんびりした雰囲気というか、ちょこまかと動き回らないので、こちらが息をひそめてじっとしていれば、かわいい姿をたくさん見せてくれます。

2025年 4月6日(日)

さて、これを書いているのは13日の日曜日です。
遅くなりましたが6日のハクチョウとの出会いを記録しておきます。

この日、私がいたのはいつもの散歩道ではありません。
標高500メートルほどの山の稜線でした。
この山は私が若い頃によく遊びに来ていた場所で、ふと思い立って出かけたのです。
この「ふと思い立って」がミソで、なんだかソワソワ落ち着かない気持ちがして出かけた時に、思いがけない出会いがあったりするのが不思議です。

すでにクマが冬眠から起きている時期でもあるので、念のため夫に付き合ってもらい山へ。
春の山はまだ雪に覆われているものの、雪解け水が流れ、鳥のさえずりのなかにはホオジロなど夏鳥たちの声も聞かれます。
ゆっくり斜面を登っていくと、マヒワやカワラヒワの群れが上空を飛び、クマゲラの声も聞こえてきました。
すっかり楽しくなって、お弁当を持って来ればよかったな・・・などと思いながら、クマゲラの声に耳をすませていたら、

コオーコオーコオーコオーコオーコオー・・・・・

オオハクチョウの声だ!!
上空を見上げると、遠くの空を三羽のオオハクチョウが飛んでいきました。
ああ、北に帰っていくんだな。気をつけて行ってね!!
思わず手を振って見送った後、急な斜面をなんとか登りきり稜線の上へ。
そこからは標高1.000メートルを超える山々の連なりが見えます。
オオハクチョウが飛んできたのは、洞爺湖がある方向。
(洞爺湖から飛んできたとすると、距離にして100キロ少々といったところ)
そして風。
今日は南から強い風が吹いています。この風に乗ってハクチョウたちは飛んでいるのでしょう。
風に乗ることができれば、時速70〜100キロくらいのスピードで飛ぶことができるのだとか。
そんなことを考えていたら・・・

コオーコオーコオーコオーコオーコオーコオーコオー・・・・・・

あれは!!!

数え切れないハクチョウが横に連なって飛んでくる!!!!

そして・・・波のように、次々にハクチョウの列が頭上を通過していく!!!
長い列で、103羽のオオハクチョウが連なっていました。
(スマホで撮ったものを数えました。スマホだと点にしか写ってないのでここにはのせませんが)
短い列だと、20〜30羽。
横一列に並んでいたり、Vの字になっていたり、いずれも鳴き声を響かせながら飛んでいきます。
なんと言って飛んでいるのでしょう?
鳥が群れで飛ぶ時は、互いにきちんとコミュニケーションをとっていて、それゆえにぶつかることもないと聞いています。

南風がさらに強く吹き付けてきます。上空の風はもっと強いのではないでしょうか。
ハクチョウたちにとって絶好の追い風。待っていた風なのでしょう。
私の立っている場所が標高500メートル。ハクチョウたちは標高3,000mの山脈でも越えることができるといいます。
あの大きな体(オオハクチョウは体長140㎝もあります)を、自身の翼だけで遥かな高みに運び、風に乗せて3,000キロの旅をする。
本当にすごいことです。

私は基本、このブログに撮影地を書きません。
だけど、この時ばかりは思いました。気づいて欲しいなと。
オオハクチョウたちが飛んで行く方向、私が立っているこの山を越えたら、そこには大都市が広がっているのです。
人口196万人。
今、その真上を何百羽ものハクチョウたちが通過していくのです。

196万人のうち、そのことに気がついているのは何人なのかな。
とりあえず、ここには私と夫の二人しかいません。
気がついて欲しいな。
命の物語に。

この頃とくに思うのです。偉そうに聞こえたら申し訳ありませんが、自然観がおかしいと。
自然ってなんですか??
大自然ってなんですか??
どこを見て、大自然って言っていますか??
今の状況で、大自然が残っていると本当に言えますか??
そんなふうに思う出来事がとても多くて。

自然と言えば癒しと言いますけど、自然は人間の癒しのためにあるのではないでしょう。
人を含めた生き物が生きるために、命を支えるためにあるのです。
それをぶち壊して、なんの癒しを得ているのでしょう??
環境を守る為と言いますけれど、次々に環境をぶち壊して、ソーラーパネルや風車で埋め尽くすことに、なんの意味があるのでしょう??
環境保護の看板を掲げた、ただの大規模な環境破壊です。

全ての命は繋がっているのに。
どんな都会で暮らしていても、そこに変わりはないのに。
今、残されている命の物語を守らないと。
人知れず消えようとしている奇跡の物語を、どうか消さないで欲しい。
ただの数値目標ではなく、お金儲けではなく、できることは他にいくらでもあるはずだと思うのです。
これからを生きる子どもたちのためにも。懸命に生きる道を探す若者たちのためにも。

だから、都会の上空を渡っていくハクチョウたちを見ながら、このことを今すぐに皆んなに伝えたいと思いました。
命の物語はすぐそばにあって、それに気がつくか、気がつかないか。
それは、とても大きな差になると思うのです。

人は一人で生きているんじゃない、数え切れない命の繋がりの中で生きていると思うから。

最初にオオハクチョウが飛んでいるのを見たのは、午前9時41分。
群れが次々に通過して、上空が静かになったのが、10時20分頃。
一時間にも満たない時間でした。
この時間にこの場所に居合わせたことが、本当に奇跡のようです。

何羽のハクチョウが通過したのかも、正確にはわからないのですが、一列に100羽前後のハクチョウが並んでいて、それが4回は通りましたし、20羽ほどの短い列も何度も通りました。
だからたぶん、400羽〜500羽なのかと思います。
ハクチョウの飛来数や経路について詳しくないので、専門家の方にお話を伺える機会があったら嬉しいですね。

2025年 4月8日(火)

鳥たちの巣作りが、あちこちで見られますね。
目の前に飛んできたキジバトも、巣材をくわえていましたよ。

背後からはエゾリスの威嚇の声が・・・
振り返るとやっぱり。怒っていますね。
繁殖期に入り、気が立っているのでしょう。ごめんごめん、離れます。

残り少なくなったヌルデの実を、ヒヨドリとツグミが競い合うように食べていましたよ。
ヒヨドリは、私のそばにもやってきて嬉しそうにお食事。

悲しい出会いもありました。
視線を感じて顔を上げたら、2匹のキツネ。
ああ、でも1匹は疥癬にかかっています。尻尾が針金のように細く、被毛もぼろぼろです。
激しい痒みと寒さで体が辛いのでしょう、余命いくばくもないと思われます。
住宅街からも近く、人間の餌付けで抵抗力が弱っていた子かもしれません。残念です。

お散歩の後に買い物に行ったら、道路を横切った大きな影。
アオサギですね。
思わず車をUターンさせて橋の上からそっと川を覗くと、すぐ近くを歩いていました。

2025年 4月18日(金)

今日は、仕事の前にちょっとだけカメラを持って歩きましたよ。
シマエナガのつがいが飛んでいるので、様子をうかがってみたのです。
(巣がありそうな辺りには近づかない!!)
シマエナガは仲良く飛んでいましたが、樹上高くにいてよく見えませんでした。
かわりに、ヤマガラのおもしろいシーンに出会いましたよ。

さて、この写真のヤマガラがくわえている物がわかりますか??

これは鳥の羽根。
巣作りの仕上げとして、落ちている鳥の羽根を集めているのでしょう。
卵やヒナのために巣の中に敷き詰めて、暖かく快適に過ごせるようにしているのですね。

そこへ、もう1羽のヤマガラがやってきました。
こちらは何かの種をくわえています。
んん?? どうするのかな?? (二羽並んだ写真、撮り逃がしました。涙)

どうやら種を運んできたのはオス。羽根をくわえているのがメスのようです。
オスがメスにプレゼントの種を持ってきたようなのです。
(繁殖期にオスはメスによく贈り物をします)
ところが、羽根を運ぶのに忙しいメスはオスを相手にしません。
せっかくのプレゼントは地面に落ちていきました。
オス、ちょっとかわいそう・・・メスの後を追いかけて飛んで行ったけど。

初夏に幼鳥たちに会えるのが楽しみです!!

2025年 4月27日(日)

強風だったり雨だったり、昨日は雹まで降って、なかなか散歩に行けない日が続いてしまいました。
今日も朝は雨。少し待ってみて、なんとか天気が回復したので外に出てみると・・・。
アスファルトの上に、ネバネバしたものがたくさん落ちていましたよ。
これはレンジャクのうんこですね!!
そばの木にはヤドリギがたくさんついています。
毎冬、このヤドリギの実をレンジャクたちが食べに来るのですが、今年は待てど暮らせど来なくて、ナナカマドなどが豊作だったから、ここには来ないまま北に帰ってしまうのかなと思っていたのですが、今頃になってやってきたようです!!

うんこはピカピカしていて新鮮です。
まだレンジャクたちは近くにいるのではないでしょうか??
少し待ってみると・・・

ヒーヒーヒー・・・声が聞こえる。ほら、ヒレンジャクの群れが来た来た!!!

つづく

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