クマタカのしろちゃんと再会!!
大人になっていて大感激です。
(写真はクリック、またはタップをすると大きくなります)
(更新が遅くなったため、2月23日〜3月3日までをまとめて書きます)
「クマタカ物語」を書いたのは2022年の春。本当に忘れられない出会いでした。
そして幸運なことに、昨年も出会いの機会に恵まれて元気な姿を見ることができました。
こうなると散歩をしていても、常にその存在を意識して歩いてしまいます。
特に昨年、木を見上げたら至近距離にいたという、とんでもなくびっくり仰天なできごとがあったので、木の上にも自然と目線がいってしまいます。
そして今年。
おや、地面にいた。
その姿が目に入った時、やけに冷静にそう思った自分にビックリです。
だけど大人になったその姿に、じわじわと涙腺が緩んでしまいました。
無事でよかった。元気でよかった。ちゃんと成長しているんだね。
出会った時はアイスブルーだった目が黄色に変わり、体の色も大人のそれになっています。
(胸からお腹にかけて白かったのが、胸に黒っぽい縦班、お腹のほうに茶色の横斑ができている)
(写真を見直すと、昨年の目はアイスブルーのような、うすい黄色のような中間色ですね)
おそらく今年で5歳。(野鳥友達Hさんの情報より)
クマタカの目の色は、年齢を知る手がかりになります。
しろちゃんのパパとママは、もっと目の色が濃い黄色(ちょっとオレンジも入ったような)だったので、しろちゃんもまだまだ変わっていくのでしょう。
ちなみに、パパが飛んでいるところは見たことがあるのですが、ママははっきり見たことがないため、野鳥友達Hさんに写真を見せてもらっています。
しろちゃんはしばらく辺りをうかがっていましたが、そのまま飛び上がり、森の木立の中に去って行きました。
また会えるといいな。どうかこれからも元気でありますように。
クマタカに別れを告げてしばらく歩くと、防風林のある開けた場所でかわいい出会いがありました。
アカウソですね。
ウソという鳥の亜種で、北方から渡ってくる冬鳥です。
ウソとアカウソはそっくりですが、ウソは道内の山地で子育てをし、冬に平地に降りてくる生活をしています。
見分け方は、胸とお腹の色。アカウソはうっすらピンク色をしているのです。
また、ほっぺの紅の境界がくっきりとしているのがアカウソ。ぼやけているのがウソです。
ふくふくした姿がとてもかわいくて、見とれていたら飛んだ!!
でも、すぐに雪の上に落ちてしまった!! えっ不器用??
いえいえ、落ちていた綿毛の種を食べるためだったようです。
本当に暖かそうできれいな羽ですよね。また会おうね!!
そして今日もオジロワシが飛んでいました。
二羽いる。オスとメスでしょうか。
二羽そろって上昇気流に乗ったようです。
高く高く、どこまでも高く昇っていきます。
見えなくなるまで目が離せませんでした。
君たちの目には、人間がどのように映っているのだろう。
春が来ているせいか、エゾリスたちが活発に動いているのもおもしろい。
この日出会った子は、木の上や地面を駆けずり回ったあげく、私の横に来てキノコのようなものを食べ始めました。
あまりに近くてカメラのピントが合わず、私が後ずさって撮影。
この広い空間で、なぜわざわざ人間の隣に来て食事をしたのでしょうね。笑
(最初、威嚇しているのかと思ったけれど、違ったみたい)
川の方からはセキレイの声が。
おそらくセグロセキレイだろうと目をこらすと、いた。けど遠い!!
対岸ですね。
基本的には夏鳥なのですが、私はむしろ冬に出会うことが多いのです。
おそらく夏は、たくさんいるハクセキレイと見間違えて気がついていないのかもしれません。
(ハクセキレイよりもずっと数が少なく、また川から離れることもありません)
道内で越冬する個体は多くないようですが、毎年ここの川で出会うということは越冬できる条件がそろっているのでしょうね。
そして、ホオジロガモの声も聞こえてきましたよ。
先日は、10羽以上の群れにコガモ(子どものカモではなく種名)も混じっていて、とても賑やかでしたが、お散歩中のワンちゃん(ゴールデンレトリバー)が、木に隠れて息を潜めている私を見て、アヤシイアヤシイ!! と吠えたとたんに一斉に飛んで行きました。笑
でも実家の犬が亡くなって以来、犬と触れ合う機会がなくなったので、これはこれで嬉しい出会いです。
ちなみにホオジロガモが飛ぶと、フィフィフィフィというきれいな羽音がしておもしろいですよ。
ただ警戒心の強いホオジロガモは、安心して過ごせる環境が減っているため減少傾向にあるのだとか。
私も驚かさないように、むやみに近づかないように気をつけようと思います。
一つ報告です。
我が家にいるクワガタの幼虫の土を替えるために掘ってみたら、なかなかに大きくなっていました。
3月のまとめ
すっかり更新が滞ってしまいました。
息子が受験を終え、進学のために飛び立ってから数日が経ちます。
まだ実感が薄いこともあって、息子の部屋にむかって「ごはんだよー」と呼びかけそうになってしまう毎日です。
今年はお散歩でも、生き物たちの巣立ちをいっそう感慨深く見送ることになりそうです。
さて、とりあえずは大きな出会いから書いていきたいと思います。
年度末で仕事も忙しく、少しずつ書くことになると思います。
辛抱強く読んでいただけたら幸いです。
3月9日に出会ったクマゲラの話から始めましょう。
実は更新が遅れたのは、息子の進学や仕事で忙しかっただけでなく、このクマゲラ君の写真を撮りすぎて収拾がつかなくなったせいでもあります。
このクマゲラ君、私の前から二時間たっても去らず、私も立ち去るタイミングを逃してしまい、1500枚以上の写真を撮ってしまいました。
しかも、同じような写真ばかりだし、下手くそだし…。
目の前で躍動するクマゲラを観れたのはワクワクする時間でした!!!
しかし、帰ってきてからパソコンの画面にズラーーーッと並んだ写真を見て、ここから数枚の写真を選ぶことに頭を抱えたのでした。汗
順を追って出会いを書いていきますね。
息子が道外に進学することが決まってから、頭の中は準備やら心配事やらでいっぱいで、殺気(?)がでていたせいか鳥たちもあまり寄ってこず、ボーッと歩いていました。
歩行者用の小さな橋を渡った時です。突然、すぐ横で「キョーン!!」と大声がして飛び上がりました。
びっくりした!! この声、クマゲラ???
横に生えていた木に目を向けると…
根元近くから、こっちを見ているではありませんか!!!
うわわわ、近い!! かわいい!! すごい!!!
どうやら、虫がいないか一本一本の木を調べている最中だったようです。
隣の木に飛び移って、木の周りにできた雪の空洞に入っていきました。
埋まっているみたい。笑
上がってきたら、頭に雪がついていましたよ。お目当のアリはいなかったのかな?
このクマゲラ君、おそらく先月に出会った子と同じだと思います。
あの時も、こちらを気にする様子もなく、一心不乱に木を掘って長い舌で虫を食べていました。
今回も私に動じた様子もなく、あちこちの木をくちばしや舌で探って、時々試し堀りをしていましたよ。
そのうち、目標を一本の立ち枯れた木に定めたようです。本格的に堀りはじめました。
この木、他のキツツキたちもよく掘っていて穴だらけなのですが、よっぽど虫がいるのですね。
さてさて、掘りながら木の木っ端を力強く放り出す様子を載せておきましょう。それではー。
風が吹くと羽毛がなびく。黒一色だけど、本当にきれい。暖かそうだね。
どんどん掘っては、穴に顔を突っ込んで虫の気配を探ったり、長い舌でペロペロしている。
まだまだ掘り続けるみたい。
出会ってから二時間程。そろそろ飛び立つかな? そんな気配。
キョーンキョーンと鳴いた後、ん?なにか食べたね。なんの虫かな?
木に登っていき、今度こそ対岸の山に向かって飛び去りました。
元気でね!!!
素晴らしい時間をありがとう!!! 感謝です。
そしてそしてなんと!!!
クマゲラが飛び立つのと同時に、川上からキャッキャッキャッというヤマセミの声が!!!
久しぶりに聞く声に飛び上がりました!!!!
昨秋からしばらく姿を見ていませんでしたが、帰ってきていたのですね。
クマゲラと交差するように川面を一直線に下っていく姿に感動です!! 美しい!!
出会う時は出会う。
大きな出会いはなぜか重なることが多いです。
ここで4月の記録に移りたいと思います。
まだ落ち着かない日々で更新ができないことが多いですが、これからもよろしくお願いします。