春、ヒッポ ヒッポ ヒッポポときれいな鳴き声が聞こえてきます。
夏鳥のベニマシコが帰ってきた声です。
体長15センチとわりと大きめで、オスは色が赤いのですぐにわかります。
私の散歩道では毎年、出会う場所がほぼ決まっていて、林の横の開けた場所にいることが多いです。
もっとも、子育てに入ってしまうと出会う機会が減って、秋まで会わないことが多いのですが。
上に書いたヒッポポというのは地鳴き(いつもの声)。
さえずり(求愛などの歌声)は、小声でつぶやくような声なので目立たないのですが、かわりに頭の上にある銀色の羽毛をふくらませます。
確かに、赤い体に銀色の羽毛はよく映えますね。
おしゃれなオスがもてるのは、鳥の世界では常識のようです。
(写真はクリック、またはタップすると大きくなります)
一方でメスは赤い部分がなく、全体的に黄土色です。
地味ですが、オスのように目立ったら、子育ての時に狙われてしまいますものね。顔は優しげで、とてもかわいい顔立ちです。
太くて短いクチバシは種子や果実を食べるのに適していますが、虫も食べます。
さて写真ですが、表題に使ったのは大人の写真。でも上の4枚は幼鳥の写真です。
大人の写真はなかなかきれいに撮れていなくて、幼鳥の写真だけになってしまいました。ごめんなさい!!
この子たちはおそらくきょうだいですね。
写したのは11月。南に出発する寸前でした。
大人の写真も、これから徐々に撮りますね。
書き忘れましたが、同じ仲間に赤い鳥がけっこういて、ベニマシコの他にオオマシコ、イスカ、ギンザンマシコなど。
徐々に紹介していこうと思います。