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お散歩に行ってきました!

2025年 8月の記録

暑い。
日陰から出たくないよね。
余計なお世話だけど、おしりも日陰に入れた方がいいよ。

やっと散歩を再開しました。
少しずつ更新していきます。先月書いた自然教育の続き(その2〜)も、時々書きますね。

2025年 8月11日(月)

久しぶりの散歩に出かけました!!
とても北海道とは思えない暑さが続いた後です。散歩道の生き物たちは無事かな・・・。
例年なら、たくさんの幼鳥たちに出会う季節ですが・・・。

森まで来た時でした。
木の上にとまっている一羽の鳥。あれは・・・
(写真はクリック、またはタップをすると大きくなります)

オオルリの幼鳥ですね!!
今年も無事にヒナが育ったようです。よかった。(毎年、この場所でオオルリが’営巣しているのです)
よく見ると何羽かいるようです。(確認できたのは二羽。後は別の鳥かも?)
おや、母鳥らしき姿も。虫を運んできましたね。

幼鳥たちは秋までにしっかりと力をつけて、冬が来る前に南に向けて旅立たねばなりません。
がんばれ、若鳥たち!!!

カメラを構える私の背後では、オニヤンマが行ったりきたりしていましたよ。
オニヤンマに出会うと、いつも飛ぶ様子をしばらく見てしまいます。
ホバリングをしたかと思うと、急発進、急停止。空中で虫を捕まえる技の見事なこと。
あの目、あの羽、ドローンの技術が進んでも、今の人間にはこのサイズで同じような動きをする物は作れないでしょうね。

それにしても、今日は体が重い気がしました。自分でも動きが鈍いのがわかるくらい。
久しぶりの散歩のせいか、暑さで体がまいっているせいか。
ちょっと休憩もかねて河原に降りてみましたよ。
ここの川は、数年前までは川の中を泳ぐ魚影が見えるほどに魚がいたのですが、近頃とんと見えなくなっていました。
でも、今日は岸辺近くに稚魚の群れが!!
すごく嬉しくて、見入ってしまいました。

魚を見ていたら、かわいい出会いもありました。
すぐそばの柳の木に、シジュウカラの幼鳥がやってきて虫をとっていたのですが、好奇心旺盛な幼鳥は私のことが気になるのか、わざわざ寄ってきてこちらを見ている様子。
しまいには水浴びまでしていましたよ。(水浴びのシーンは逆光で写真は撮れず)

小さな橋を渡ろうとすると、あれ? なにかいる。

おや、コサメビタキの幼鳥ですね。そんなところでどうしたの?

橋の上を歩き回る幼鳥。自転車も通るので、ちょっとハラハラ。危ないよ。
私の感覚なので正確ではありませんが、散歩道でコサメビタキに出会うことが、この2〜3年でずいぶん増えているような・・・?

代わりに姿が見えないのが「アオジ」。
以前はすごくたくさんいて幼鳥に出会う機会も多く、散歩道の両脇から賑やかな声が聞こえていたのですが、この数年は出会うのがまれ。
私の散歩道だけでしょうか??
他の場所では変わりなくいるのかな??
シマアオジのように、アオジが幻の鳥になったらどうしようと勝手に心配してしまうのですが。
暑さで繁殖場所を変えているのかな・・・?

もう一種、散歩道から姿を消した鳥が「コムクドリ」。
以前にも書いていますが、散歩道の周辺が繁殖場所になっていて、幼鳥が巣立ち後に群れになると、それはそれは賑やかだったのです。
こちらも私の記憶なので正確ではありませんが、東京オリンピックのマラソンが札幌で開催された年、春には例年と同じくコムクドリが来ていたのですが、あのとんでもない暑さの後、いつもなら出会う幼鳥がほとんどいなくなってしまって。
次の年もその次の年も、それからずっとコムクドリの群れには出会えませんでした。
やっぱり暑さで繁殖場所を変えているのかな? 無事でいるならいいのだけど。
そんな心配をしていたコムクドリ、今回の散歩で遠目に群れを見たかもしれません。
すごく遠くて短い時間だったので確証は持てませんが、大きさと飛ぶ様子からコムクドリではないかと。
どうかな? 実は戻ってきているのかな。
また幼鳥たちに会えたら本当に嬉しのですが。

その後も、あちこちでコサメビタキに出会いましたよ。
控えめな雰囲気のコサメビタキ。そういえば私、鳴き声を覚えていませんでした。覚えておこう!!

他に出会った幼鳥ものせておきます。

まずはアカゲラ。
アカゲラの幼鳥は、親と違って頭の上全体が紅いので、オオアカゲラのような姿ですが、羽にアカゲラの特徴である白くて大きな紋があるので見分けは簡単です。
動きもなんだかぎこちなくて、幼さを感じてかわいいです。

同じくキツツキのコゲラ。
だいぶ親と見分けがつかなくなっているけれど、まだくちばしの合わせ目が黄色いですね。

2025年 8月12日(火)

今日は仕事でしたが、ちょっとした事件?があったので書いておきます。

先月、カエルの話題を書いた時に「職場の周りの森にはまだ外来種がいない」と書いたのですが、今日、敷地内をのそのそ歩いているカエルを同僚の方が発見。
あちゃー、これは・・・外来種のツチガエルだ。

本州からの養殖魚の移送にまぎれこんで北海道に入り、繁殖してしまったそうですが、なぜこんなところに??という場所でも群れで見かけます。
やはり増えているのでしょうね。

そして、本来は北海道にいなかったカブトムシ。
おととし辺りから、職場周辺でも立派な個体を見かけるようになりました。
ツチガエルを見つけたすぐ後に、地面で少し弱っているノコギリクワガタを見つけて、大丈夫かな?? と見ていたら、なんと頭上からメスのカブトムシが降ってきました。びっくりした!! なにがあった??
(おそらく、木から飛び立とうとして失敗したものと思われます)

ノコギリクワガタといえば、以前、子どもたちが捕まえたクワガタが卵を産んで、その卵が幼虫になっていたので、その幼虫を育てて元の森に帰した話をこのブログに書きました。
カブトムシと違って、クワガタは成虫になるまでに時間がかかります。
20匹ほどいた幼虫の半分は一年で成虫になりましたが、残りの半分は2年かかって成虫になり、この夏に森に帰しました。
そして今月、とうとう最後の一匹が土の中で蛹になりました!!
この子だけが、成虫になるまでに3年かかるようです。出てくるのは来年の夏!! 長い・・・
でも、元気に出てきてくれたら感激すると思います。無事に冬を越させなきゃ。

そして、仕事から帰る時にも事件が!!
私が車を停めている駐車場は舗装されていないのです。
さて帰ろうと車を発進させたとき、すぐ前方の地面にあるものを見つけてしまいました。
急ブレーキ!!! あっぶない!!!

なんと!! トノサマバッタが交尾している??
よりによって、なんでそんなところで???
あとちょっとで潰してしまうところでした!!! 汗
びっくりしたけれど、改めて見ると大きくて立派なバッタです。無事でよかった。
いやしかし、この場所はダメでしょう。他の職員の車も通りますから。
そばに寄ると、迷惑そうに動いてそのまま2匹で草むらに飛び込んでいきました。
バッタの産卵はおもしろくて、母バッタはおしりを地面に突き刺し、卵は泡で包まれて生まれてきます。その泡が固まって、雨や乾燥から卵を守るそうです。うまくできていますね。

虫の話題をあと一つ。
ザトウムシという蜘蛛の仲間をご存知ですか?

よくアシナガグモと呼ばれますが、別種です。
あちこちにいますけれど、本当に不思議な生き物だなと思って、最近よく観察しています。
この写真のザトウムシは、絡まりそうな長い足を器用に動かして、優雅に葉の上を渡って歩いていました。きれいだったので写真をのせておきます。

2025年 8月16日(土)

今日の出会いは庭先から。

クーラーがない我が家。
今年の夏はさすがに、家族の命に関わる前に購入したほうがいいかもと悩んだのですが、一つだけいいことがあります。
窓が開いているので、庭に来る様々な生き物や、空を飛ぶ鳥たちの気配がわかること。
風の音、雨の音、虫の音、鳥の声。そして季節の匂い。
やっぱり、クーラーいらないかも。

写真のシメの親子も、窓から聞こえる鳴き声で気がつきました。
どうやら1日に何回も我が家の庭を訪れていたみたい。庭に小さいけれど安全な水場があるせいでしょうか。
親鳥の後を一所懸命についてまわる幼鳥のかわいいこと!!
開けている窓には網戸があるので、どうしてもガラス越しの撮影になってしまうのが惜しいのですが、息を潜めて親子の様子を観察する楽しい時間でした。

今年、暑さの影響でいろいろな果物が不作になっていますね。
そのなかの一つ、ブルーベリー。
実はうちの庭に、そこそこ立派なブルーベリーの木があって、今年もそれなりに実ができたのですが、まだ一粒も食べていません。
なぜなら毎年、この実を家族以上に楽しみにしている子たちがいまして。
はい、この子たちです。

ヒヨドリの親子がやって来て、熟れた実を次々と食べていくのです。(あとスズメやメジロたちもブルーベリーが大好物)
どの鳥も、嬉しそうに実を選んで、美味しそうに食べるもので、まあ人間はブルーベリーを食べなくても困らないしと、悟りの境地で眺めております。
ヒヨドリの幼鳥は、もう自分でも実をとって食べることができるのですが、親鳥が美味しそうな実を選んで食べさせてあげていることも多く、どういう実が美味しいのかを教えてあげているのかなと微笑ましく思ったり。

←ヒヨドリの動画をご覧になりたい方は、ここをクリックしてください。

さて、庭に来る鳥たちを見ていたら、散歩の出発がすっかり遅くなってしまいました。
結局、川にかかる橋の上まで行って戻ってきたのですが、橋の上から川を眺めたら、水の中から何かが出てきましたよ。

この場所でよく出会うウミウですが、いつも同じ個体なのかな?
翼を広げると1メートル以上あるので、私が橋の上にいるときにウミウが近くを飛んで通過するとなかなかの迫力です。

2025年 8月17日(日)

夕暮れのおだやかな時間。

我が家の庭にある小さな水場では、たくさんの鳥たちが水を飲んだり水浴びをしています。
実はこの石、茶道のお茶会に使われる「つくばい」といわれるもので、お茶会のときに手を洗う水をためておくものなのだとか。
使われなくなったつくばいをもらい受けて、中に石を入れて鳥たちが水浴びしやすいようにしています。
ちなみに水は毎朝とりかえて、周りもきれいに流して清潔に保たれるように気をつけています。
(鳥同士で感染症が流行ったりしないかが心配で)

さて、かわいい鳥たちの水浴び、カメラを持つ者としてはやはり写真を撮りたくなるわけです。
ところがこれがなかなか難しくて。窓越しだときれいに写らないので、できれば直接撮りたいのですが。
以前にもスズメの水浴びのことを書きましたが、一番いいのはベランダの窓を開けておいて部屋の中から撮る方法。
だけど、いつも閉まっている窓(または網戸)が開いていると、鳥たちが挙動不審に・・・こちらをチラチラ見ながら、さささっと水を飲んで行ってしまったり、悪くすると何もしないで飛んで行ってしまったり。
そうすると、こちらもなんだか悪いことをしてしまったみたいで申し訳なくて。
いつも窓を開けておけば慣れるかもしれませんが、庭にはスズメバチもよく来るし、平日は私が仕事でいないし・・・。
よし、こうなったらいつもと違うことをしてみよう!!!

そこで今日の夕方、いつも窓を少しだけ開けてコソコソしてしていたのとは逆に、窓全開で堂々と部屋に座って、洗濯物をたたみながら自然に(?)横目で観察してみました。
はじめに来たのはスズメたち。
チラチラチラチラ私を見て、みんなで水を飲んで去って行きました。
まあ、午前中にたくさん水浴びしていたしね。同じ子たちだと思うので。
次に来たのはヤマガラだ・・・
見てる見てる。不審そうにこちらを見てる。
私は気がつかないふり。洗濯物をたたみます。きみに興味はないよー。
すると・・・

水浴びを始めた!! こっそりカメラを持つ私。
こちらを気にしているため、いつもより迫力ないかな?? とは思いましたが、最後の羽繕いまで丁寧にやって去って行きました。

2025年 8月22日

今日は、職場の駐車場から建物に入るまでの3分間に出会ったカラス君の写真から。
これはまた大物を獲ったね。

おそらくスズメガの幼虫かな?? この時期、地面に潜って蛹になるそうです。
おもしろかったのはカラスの行動。
やってきた私が写真を撮るのを見て、獲物を草の中に隠していました。
それで私が「大丈夫だよ。とらないよ。写真だけだから」と声をかけてカメラを見せると、隠した場所に戻って獲物を出して、フェンスの上に移動して食べていました。賢いですね。

このカラスのファミリーは、今年3羽の子どもが育って賑やかだったのですが、すでにどれが親だか子どもだか見分けが難しくなっています。


9月の記録に移ります。

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