山の上で出会った、はるかな高みを飛ぶ100羽を超えるハクチョウの群れ!!!
(後で撮ったものを確認したところ、優に200羽を超える。たぶん300羽越え)
春の風に乗り、山を越えていくその姿のなんと美しいこと!!!
まるで波のようにハクチョウの列が現れては通り過ぎていきます。
自らの力で海を渡り、遠くシベリアまで旅をする、その翼に尊敬と憧れをもって・・・乾杯!!!
この日、この時に、私を偶然この場所に導いてくれた「何か」に感謝。
第六感かも・・・
(詳細は6日の記録に書きます。なるべく早く書きますね!)
雪解けがすすみ、早くも夏鳥たちが姿を見せていますね。
私の散歩道では、ベニマシコの小さな群れがやってきましたよ。

とてもかわいくて思わず見入ってしまいましたが、先日は吹雪。
気温も低くて、大丈夫かな??来るのが早すぎた?? と心配してしまいました。
実際、はじめに出会ったのが3月27日ですから、例年より早いのではないでしょうか。
ベニマシコに出会う場所ですが、毎年ほぼ同じなのです。(二箇所)
幼鳥に会ったこともあり、もしかしたらこの辺りで繁殖しているのかな?? 同じ個体が帰ってきているのかな?? と色々想像してしまいます。


群れは5〜6羽で、確認できたのはオスが3羽、メス1羽。
先日は倒木のまわりの地面で、種をついばんでいましたよ。
どことなくのんびりした雰囲気というか、ちょこまかと動き回らないので、こちらが息をひそめてじっとしていれば、かわいい姿をたくさん見せてくれます。





2025年 4月6日(日)
さて、これを書いているのは13日の日曜日です。
遅くなりましたが6日のハクチョウとの出会いを記録しておきます。
この日、私がいたのはいつもの散歩道ではありません。
標高500メートルほどの山の稜線でした。
この山は私が若い頃によく遊びに来ていた場所で、ふと思い立って出かけたのです。
この「ふと思い立って」がミソで、なんだかソワソワ落ち着かない気持ちがして出かけた時に、思いがけない出会いがあったりするのが不思議です。
すでにクマが冬眠から起きている時期でもあるので、念のため夫に付き合ってもらい山へ。
春の山はまだ雪に覆われているものの、雪解け水が流れ、鳥のさえずりのなかにはホオジロなど夏鳥たちの声も聞かれます。
ゆっくり斜面を登っていくと、マヒワやカワラヒワの群れが上空を飛び、クマゲラの声も聞こえてきました。
すっかり楽しくなって、お弁当を持って来ればよかったな・・・などと思いながら、クマゲラの声に耳をすませていたら、
コオーコオーコオーコオーコオーコオー・・・・・
オオハクチョウの声だ!!
上空を見上げると、遠くの空を三羽のオオハクチョウが飛んでいきました。
ああ、北に帰っていくんだな。気をつけて行ってね!!
思わず手を振って見送った後、急な斜面をなんとか登りきり稜線の上へ。
そこからは標高1.000メートルを超える山々の連なりが見えます。
オオハクチョウが飛んできたのは、洞爺湖がある方向。
(洞爺湖から飛んできたとすると、距離にして100キロ少々といったところ)
そして風。
今日は南から強い風が吹いています。この風に乗ってハクチョウたちは飛んでいるのでしょう。
風に乗ることができれば、時速70〜100キロくらいのスピードで飛ぶことができるのだとか。
そんなことを考えていたら・・・
コオーコオーコオーコオーコオーコオーコオーコオー・・・・・・
あれは!!!
数え切れないハクチョウが横に連なって飛んでくる!!!!


そして・・・波のように、次々にハクチョウの列が頭上を通過していく!!!
長い列で、103羽のオオハクチョウが連なっていました。
(スマホで撮ったものを数えました。スマホだと点にしか写ってないのでここにはのせませんが)
短い列だと、20〜30羽。
横一列に並んでいたり、Vの字になっていたり、いずれも鳴き声を響かせながら飛んでいきます。
なんと言って飛んでいるのでしょう?
鳥が群れで飛ぶ時は、互いにきちんとコミュニケーションをとっていて、それゆえにぶつかることもないと聞いています。
南風がさらに強く吹き付けてきます。上空の風はもっと強いのではないでしょうか。
ハクチョウたちにとって絶好の追い風。待っていた風なのでしょう。
私の立っている場所が標高500メートル。ハクチョウたちは標高3,000mの山脈でも越えることができるといいます。
あの大きな体(オオハクチョウは体長140㎝もあります)を、自身の翼だけで遥かな高みに運び、風に乗せて3,000キロの旅をする。
本当にすごいことです。
ハクチョウの話、まだまだ続きます。
つづく