2022年 12月4日(日)
11月下旬、新型コロナにかかってしまい、もともと気管支が弱いため咳が止まらず、苦しくてお散歩にも行けない日々でした。
…が、転んでもただでは起きません。布団から起き上がれなくても耳を澄ませば色々聞こえてくるのです。
庭に来ている鳥たちの声、夜に聞こえるエゾシカの声、そして昼間に聞こえる子供が泣くような声は…猫のケンカだ!!
ゼーゼーハーハー言いながら、カメラを持って台所の窓からお隣の庭を見ると、この辺をなわばりにしている半ノラの猫がにらみ合っているではないですか。しかも二匹の距離が近い!! まさに一触即発の状態です。
これはビデオの方がいいかと撮り始めたとたんに二匹が空中に舞い上がりました。
勝者は首輪をしていないほうのネコ。
おもしろかったのは、その場を離れる時にスローモーションのようにゆっくりゆっくり下がっていったこと。刺激しないようにしているのですね。二匹とも怪我もないようでよかったです。
そして!! ゲホゲホと咳き込みながらカメラを下げようとした私の耳に「ジュリ」という声が!!
見ると、真正面からシマエナガの群れが次々と飛んでくるではありませんか!!
我が家の庭に飛び込んでいく群れ!! これはいけません。寝込んでいる場合ではありません!!
急いでベランダにまわって、なんとか撮影した写真がこちら。
10羽ほどの群れで賑やかに通過していきました。
ちょっと無理をしたせいか、ゼーゼーハーハーゴホゴホと苦しくなり、その後しばらく寝込んだのですが、ネコとシマエナガ、いい出会いでした!!
現在まだ咳が続いており、病院でもこれはしばらく続くねと言われたので、次の散歩がいつになるかわかりませんが、そろそろオジロワシも飛んでくる季節。早く元気になって会いに行きたいです!!
2022年 12月31日(土)
結局、ほとんどお散歩に行けないままの12月。
コロナ自体は軽症だったものの、ウイルスが体内に入ったことでアレルギーを起こしてしまい、喘息のような咳がずっと続きました。
仕事はなんとかこなしたものの、体力が落ちていて、休日はグッタリ伸びて動けず。涙。
それでも数回、短い時間でしたが外に出たので、この大晦日に記録しておきます。
17日(土)の朝、鳥の声で目を覚ましました。
ケケケ ケケケという声が、すぐ近くで聞こえます。まるで頭の上で鳴いているみたい。
寝たままそっとカーテンの隙間から覗くと、案の定、冬鳥のツグミがいました。
コロナで臥せっている間に、シベリアから渡って来たのですね。
珍しい鳥ではありませんが、約3000キロもの距離を自分の翼で飛んでくるのです。その生命力には敬意を持ちます。
ツグミに誘われるように、少しだけ外に出て歩きました。ゼーゼーと息が苦しかったけれど、カラたちを見るだけでホッとします。
ミソサザイの声、カケスの声、再びツグミの声。
そして、雪の上にはたくさんの足跡が。
左はエゾシカの足跡。右はキタキツネの足跡。どちらも歩いたばかりのものです。
時間差でついたものでしょうが、もしもシカとキツネが一緒に歩いていたら愉快ですね。
参考までに、それぞれの足跡の特徴を書くと、シカは二つの大きな蹄の跡が目立ちますが、小さな「副蹄」と呼ばれる蹄の跡も残ります。大きいほうが前になります。キタキツネは歩くと真っ直ぐ一直線に足跡が残ります。走った跡は犬と見分けが難しい場合もありますが、たどっていくと一直線に戻るのでキツネだとわかります。
いろいろな動物の足跡を見て、その様子を想像することは私の大好きな冬の遊びでもあります。
はやく元気になって森を歩きたいです。
おまけ
少し風が強かったので、木に残っていたオオバボダイジュの実がたくさん落ちてきました。くるくるくるくるときれいに回転して落ちてくる様は見事です。
ハシブトガラがすぐ近くで食事中。本当にかわいい。
エゾリスの足跡もたくさんあって、木から木へ駆けていく様が手に取るようにわかります。二匹が並んで走ったような跡もありました。
年が明けてしまいましたので、残りは1月の記録のほうで書きたいと思います!