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お散歩に行ってきました!

2024年 7月の記録

あのカワセミのメスに再び出会いました!!
前回と同じ石にとまっていましたよ。お気に入りの場所なのかな??

先月にも書きましたが、今年はヤマセミとカワセミが同時に登場!!というシーンに何回も出会うことができて嬉しいです。
特に、いつも散歩に行く川の本流のほうではレアなことなので。

我が家から少し離れた支流へは、今まで忙しくて行けなかったのですが、息子が大学進学と共に家を出て、高校のお弁当作りや食事の支度が少し楽になったので行けるようになりました。
(一番食べる人がいないので、作る量が全然違う!! お弁当も、娘のお弁当箱は小さいのでちょっとでいい。米と味噌が減らなくてビックリしています)

支流は川幅が狭いので、写真が撮りやすいのがいいですね。
撮影はできていませんが、カワセミの幼鳥たちもいて本当にかわいい!!
ただ気をつけないと、鳥達にプレッシャーを与えてしまいそうです。気をつけます。
知ってはいましたが、こちらはカメラマンが多いので少しドキドキしながら歩いています。
でも、先日にお話しをしたのはとてもいい方で、ヤマセミやカワセミの巣立った幼鳥のことをたくさん教えていただきました。ありがとうございます。

そうそう、支流に行った時に一羽のオオルリがいて毎回出会うので、写真をのせておきます。
オオルリって、どこで出会っても静かにしていると全然逃げないですよね。
(ヒナの巣立ちのときは威嚇に来ているので離れないとなりませんが)
(写真はクリック、またはタップすると大きくなります)

あと、先月の26日(水)に出会ったクマゲラの幼鳥のことを書き忘れていました。
クマゲラに出会う時、声を聞いてその存在に気がつくことがよくあります。
仕事帰りの夕方、歩いている時に聞こえてきた声。それはクイックイックイッ・・・という、クマゲラが飛ぶ時にだす声ですが、なんだか変。
近いような・・・遠いような・・・
キョーンという声も別方向から聞こえてきたような・・・
こんな時は待ってみましょう。1分・・2分・・3分・・・
気配が一つ。
振り返って後ろの木を見上げると、上の方に黒い影が。見ーつけた!!
クマゲラだ!!
時間は5時過ぎ。日が長いとはいえ森の中は暗くなりつつあります。
まるで影のように静かに木にとまっているクマゲラを望遠レンズで見ると、どうやら巣立った幼鳥のようです。嬉しいな!!
と、いうことは、この周辺にこの子の家族がいるのかもしれないですね。
さっき別方向から聞こえてきた声がそれでしょうか。

クマゲラの成鳥(大人)と幼鳥(ヒナ)を見分けるには、目を見ます。
虹彩が白っぽくて黄色がかっているのが成鳥、虹彩が黒っぽく見えるのが幼鳥です。

この子の家族にも会えたらいいな。

歩いていると、目の前の枝にセンダイムシクイがとまりましたよ。
ムシクイ類はそっくりさんが多くて見分けに困るのですが、今回はありがたいことに声を聞かせてくれました。
「チヨチヨビー!!」間違いなくセンダイムシクイです!!

近くではシジュウカラが、食べると痛そうな毛虫を食べていました。
チクチクしないのかな?

2024年 7月7日(日)

昨日の土曜日は仕事だったのですが、職場の上空をたくさんのハリオアマツバメが飛び交っていました。
いつもは高いところを飛んでいる彼らですが、昨日は曇り空だったせいか、ずいぶん低空飛行をしていて、手元にカメラがないことが悲しかったです・・・
ただ、100キロ超えのスピードで飛ぶ彼らを写すのは、私の腕とレンズでは無理かもしれません。(最高で169キロの記録があるのだとか)

なにしろ、生きているほとんどの時間を飛んで過ごしている彼ら。
採食も交尾も水浴びも水を飲むのも飛んだまま。
驚いたことに眠るのも飛んだまま!!(脳が半分ずつ寝るのだそうです)
風のように飛び交う様は見ていて飽きません。

夏鳥の彼らは、毎年早い時期から職場の上空に現れるので、近くに繁殖場所があるのではないかと思っています。
実は、彼らが飛んだまま水を飲む豪快な姿が見られる場所も知っているのですが、私の腕とレンズでは無理だなと撮影を諦めていました。
でも、現在ハリオアマツバメがどんどん減ってしまっているのだとか。
彼らに会えなくなる未来は来てほしくありませんが、写真は撮れなくても見に行ってみようかと思っています。 

そういうわけで写真がないので、「札幌野鳥観察手帳」から、ハリオアマツバメが水を飲む場面の写真をお借りしました。
空での生活に特化した彼ら。本当にすごいですね。
彼らの説明文に「崖の隙間や樹洞に空中で集めた枯草や羽毛を唾液で固めたお椀状の巣を作る」と書いてありましたが、空中で・・・?
舞い上がった草ってこと??
水を飲むのと同じく、飛んだまま拾うってこと??
見てみたいです。

今日は雨模様で5分ほどの散歩で終わってしまいましたが、オオセグロカモメが目の前を飛んで行きました。
曇り空に真っ白な体が映えますね。

2024年 7月13日(土)14日(日)

暦は3連休!! 天気は上々!! でも結局はいつもの川へ出かけることに。うーん、たまには別の場所も覗いてみたいかな。

だけど河岸に立ったとたんに、遠くの崖を登る小さな黒い影が見えました。
あれは・・・カワガラスの幼鳥だ!! 三羽の子どもたちがよたよたと急な斜面を登っていきます。遠くてまともな写真は撮れなかったけれど、すごくかわいい。鳴き声が聞こえていたから、親も近くにいたようです。
そして、川面をすごいスピードで行き来しているのはイソシギ!!
こちらも三羽で編隊を組むように目の前を飛んで行きます。あまりに速くてよく見えなかったけれど、幼鳥かしら??
キセキレイの幼鳥も、だんだん外見が親と変わらなくなってきています。こちらは二羽であちこち飛び回っていましたよ。
そんなこんなで、すっかり楽しくなっていたら、突然!!!

けたたましい声と共に、ヤマセミが突っ込んできた!!!
とっさにカメラを構えたら、なんとか写っていました。汗
どうやら、あの「かなちゃん」かもしれないメスのヤマセミです。
一度下流に飛んで木にとまったと思ったら、すぐに戻ってきて上流に飛んで行きました。
うーん、どうやらゴムボートでラフティングをする人たちが来たようです。
こりゃダメだ。涙。
かなちゃん(かも)、大丈夫かな。ちゃんと魚を獲れるでしょうか。

キセキレイの幼鳥も飛んで行ってしまいました。

仕方なく川から離れようと思ったら、目の前にヒラヒラとアゲハチョウが飛んできましたよ。
足元に舞い降りたと思ったら、砂に染み込んでいる水を飲み始めました。
面白いので見ていたら、水を飲みながらおしっこもしています。
ずいぶん長い間、水を飲みつつおしっこをするアゲハチョウ。
この行動は暑い時期によく見られ、チョウが体温を下げるために行っているのではないかと言われています。
また、ミネラルを摂取するために必要なのではないかとの見方もあり、縄張りを張るために広い範囲を飛び回り、体力を消費する雄のチョウがよく水を飲むのだとか。
昆虫の世界もおもしろいことがたくさんありますね。

ラフティング、楽しそうでいいのですが、あまり頻繁だと川の生き物が困るかも。
そして見ていると、ボートに乗っている人たちはテンションが上がっているので、川岸にいる人たちに向かってオーイオーイ!!と笑顔で手を振りながら通り過ぎて行くのですが、釣りをしている人などはムッとした顔をしているので、ちょっとこわい・・・。
私も、ボートが通ると何もいなくなるので、実はがっかりしてしまうのですが、手を振られると思わず笑顔で手を振り返してしまうのでした・・・汗

というわけで、なにもいなくなってしまったので別の散歩道へ。
土手を歩くと、遠くにモズの家族が見えました。
遠すぎて写真は撮れませんでしたが、三羽ほどのモズの子供達が地面に降りて虫を捕っていましたよ。
私に気がついた父モズと母モズが、ギチギチギチギチ・・・と警戒の声をあげると、子ども達は防風林の向こうの畑に狩場を変えたようです。

ふと木の上を見上げると、かわいい小鳥が。
コサメビタキですね!!

目が大きくて愛らしい。
羽繕いをしたり、小さくさえずったりと、ずっと同じ木にとまってのんびりしているので、そのままそっとバイバイしました。

その時、ジジジジジ!!という声が。
木の陰に身を潜めると、飛び出してきたのは・・・

おやおやこれは!!
黄色味のあるお腹。
親と姿が違うけれど、ウグイスの幼鳥だ!!
かわいいな。
この辺りをなわばりにしているウグイスのオスがいますから、その子どもかもしれないですね。
ウグイスは一夫多妻。ホーホケキョ ケキョケキョケキョ・・・と、美しく鳴けるオスほどもてて、お嫁さんをたくさんもらえるのです。

2024年 7月21日(日)27日(土)

さて、先日書いたようにハリオアマツバメが飛びながら水を飲むシーンを見るために、とある池に行ってきました!!
21日と27日の2日で行ったのですが、両日合わせて記録しておきます。
池に到着すると、さっそく上空を高速で飛ぶハリオアマツバメの群れに出会いました。速い速い!!

そして、水しぶきが上がっています!!
ハリオアマツバメは体長21㎝、翼を広げると50cmにもなります。
その体で高速で水面に降下、口を大きく開けて水をすくいとり、急上昇していく様は豪快です!!! すごいすごい!!!

さて、ここで一つ問題が。
この池は、知る人ぞ知るハリオアマツバメの水飲み場のため、カメラマンがとても多いのです。
しかも、三脚を並べ、高価なカメラと機材を使って撮っている方ばかり。
今の主流は音のしないミラーレスカメラのため、私のようなシャッター音がうるさいカメラは嫌がられるかもしれません。(経験上、絶対なにか言われます)
高速で飛ぶハリオアマツバメを撮るには連写しなければならず、そうなるとシャッター音が機関銃のように響き渡ることになります。
仕方がありません。写真が撮りやすい場所は諦めて対岸に移動しました。
(ちょっと悲しくなった・・・・・)

でも大丈夫!! 貧乏なカメラマンには貧乏なりの撮り方があるのです!! 鳥たちを怖がらせないように撮れればOKです。
そして、貧乏だからこその出会いだっていっぱいあるのです!!

対岸は木の枝が池に張り出していて視界が悪いのですが、なんとか水面が見えます。
木々に覆われて上空を飛ぶハリオアマツバメの姿が見えないため、いつ降下してくるかわからないのが難ですが、そこは勘でカバーしましょう!!
では!!

おもしろかったのが、ハリオアマツバメを撮っている間中、カワセミがちょこちょこ登場したこと。
水を飲む瞬間を狙っていたら対岸の木の枝にとまっていたり、そこから池を渡って私のすぐそばに飛んできたり。
後で見たら、いくつかの写真の端っこに写っていました。(ピントあってないけど)

他にもたくさんの出会いがありましたよ。まずは・・・

池の周りを歩いている時に出会ったアオダイショウ。
体長は1メートル程でしょうか。アオダイショウとしては小型ですね。
とてもきれいな目をしています。
のんびりと数枚の写真を撮った時、突然、ザザザザザザザーと落ち葉をかきわけ、必死に逃げていく生き物が!!
私の靴の横を走り抜けていきました。カナヘビ??
どうやらアオダイショウが狙っていた獲物のようです。
いいのか悪いのか、私が通りかかったために狩りは失敗に終わったようです。ゴメン。
シュルシュルと去っていくアオダイショウはとても速い。あのスピードに追われたら怖いですね。ちょっと小動物の気持ちになりました。

にぎやかだったのはカイツブリたち。キリリリリという鳴き声と共に目の前を行ったり来たり。
潜水しながら魚を獲っていました。
子育ての時期にはヒナをおんぶして泳ぐカイツブリ。もっと早い時期に来ていれば、かわいい姿が見れたかもしれないですね。

21日はとても暑い日。
羽を休めていたウミウがいたのですが、呼吸も荒く、いかにも暑くてバテている表情をしていたのですが、大丈夫?
27日は元気に飛んでいましたよ。

お次はマガモの話題。
ここにはたくさんのマガモの親子がいます。
今時期は子ガモ達も大きくなり、子育てを終えた親たちものんびりしているように見えますが、大人のオスにはある変化が起こっています。
それは「エクリプス」と呼ばれる現象。(他の種類のカモにも起こります)

カモのオスは、冬から夏にかけて鮮やかな色彩をしている種が多く、オスとメスを見間違うことはありません。
ところが繁殖期が終わった後、鮮やかな羽は地味な羽に抜けかわり、メスにそっくりな姿になってしまうのです。(この状態をエクリプスと言います)
そこに、大きさが親と変わらなくなった幼鳥も混じるので、毎年、誰が誰だか分からない~!! ということになるのでした。
このエクリプスが現在起こりつつあるのです。
比較写真をのせておきますね。
左が繁殖期のオス。右が繁殖期を過ぎたエクリプスの状態です。(まだ少し緑の羽毛が残っている)

8月4日日曜日、昨日は仕事で、今日もがんばっていますが、用事が多くて更新できていません!!
今夜、できるかな???
もしかしたら、8月の記録で続きを書きます。
話題は・・・

・マガモのエクリプスと子ガモたちの話の続き
・クワガタが羽化して出てきた!! ノコギリクワガタだ!!
・アカエゾゼミについて。降るような鳴き声と、本当に降ってくるセミ。
・ウミウの潜水がすごい!! 崖の上からの出会い。

などです。
息子の受験で更新ができない時期が続いた時に、それまで読んでくださっていた方が、どんどん減ってしまって。涙
時々でもよいので、見ていただけたら嬉しいです。

8月の記録に移ります。



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