愛すべき小さな隣人、ニホンアマガエル。(体長 2〜3㎝)
夏、窓を開けて寝ていると賑やかな声が聞こえてきたものですが、ここ数年でずいぶん減ったような・・・
やはり暑い暑い夏が続いているせいでしょうか? 涙
(写真はクリック、またはタップをすると大きくなります)
基本的にアマガエルは黄緑色の背中をしていますが、この子のように灰色になったり、茶色や黄色の子もいます。住んでいる環境によって変えることができるのですね。
同じく、色の変化にともなって模様がでることも。この子もおもしろい斑紋がでていますね。
姿が変わるのに、なぜニホンアマガエルとわかるかというと、黒い眼線があることと、指に吸盤があることで見分けがつきます。
もともと北海道に住んでいるのは、このニホンアマガエルとエゾアカガエルの二種類のみだったのですが、人間が持ち込んだ外来種が増えており、それにともなって伝染病の心配や、毒ガエル(アズマヒキガエル)などの心配をしなければならなくなりました。
トノサマガエルなど、よく知られたカエルは、北海道にも元からいたと思われがちですが、津軽海峡で隔てられているため本州のカエルは北海道には分布していなかったのです。
それが持ち込まれるとどうなるか。
在来のカエルが伝染病にかかって死ぬリスクの他に、前述のアズマヒキガエル(通称ガマガエル)などは大変強い毒を持っています。誤って食べてしまった犬が死亡した例もあるほどです。
それゆえに、北海道には彼らの天敵もほとんどいません。(本州には毒の耐性がある蛇などがいる。進化ってすごいですね)
在来の生き物たちへの影響が本当に心配です。ひいては人間の生活にも影響がでるかもしれないのです。
生き物を飼うときは、本当に責任を持って考えないと大変なことになりますね。
さて、9月のお散歩ですが、実はとても悲しい出来事があって、あまり歩いていません。
我が家の大切な家族だったセキセイインコが一羽、亡くなってしまいました。
朝、起きたときは元気だったのに、仕事から帰宅したら亡くなっていて、慌ただしく家を出てしまったことをひどく後悔しました。
(家にいた夫が看取ることができたのが、せめてものなぐさめです)
ヒナから育てた子で、7歳と半年。春に体調を崩していて、なんとか回復してくれたと思っていたのに、突然の別れとなってしまいました。
気が強い女の子で、きれい好き。私の手の上でエサを食べたり、夫の手に乗って外を眺めるのが好き。いばりんぼだけど甘え上手なかわいい子でした。
つがいを失ったもう一羽の男の子は、不安から家族のそばを離れようとしません。
幸い夫は家で仕事をしているので、こまめに様子をみて、なるべく寂しい思いをさせないようにしようと思っています。
この子たちには、本当にたくさんのことを学ばせてもらっています。
その一つが言葉のコミュニケーション。
最近の研究で、鳥たちは人間が思っているより、ずっと複雑で多様な会話をしていることがわかってきています。
実際、この子たちがヒナの頃、話しかけると真剣な面持ちでこちらの言葉をじっと聞いていました。
自然界では、天敵が近づいて来たときに親鳥が出すサインを瞬時に理解し、行動しなければなりません。
タカやカラスが近づいて来たときは身を低くしてうずくまり、蛇が侵入しようとしていたら巣から飛び出す(飛び出せるほど成長していればですが)といった具合です。
我が家の2羽が、母親がわりの私の話を真剣に聞く様子を見て、そんな野生の一端を感じたのでした。
今はまだ喪失感が大きくて、お腹が痛くなってしまうけれど。
大切な家族に、ありがとうの気持ちを届けたいです。
2024年 9月8日(日)
うーん、写真が撮れない・・・
出会いはあるのですが、タイミングが合わないです。ぼーっとしてしまって。
今日なんて、いつの間にか足元にいたシマヘビを踏みそうになりました。汗
大きくてきれいなヘビだったけど、あっという間に藪に入っていきました。驚かしてごめんなさい。
そして、2度もエゾリスに威嚇されました。(今日出会ったエゾリスは3匹)
いつもならいることに気付くのですが、やはりボーッとしていて気づかずに接近しすぎたようです。またまたごめんなさい。
時折、クルミの実が爆弾のように落ちてきて飛び上がったり、足元をカナヘビが ズササササーと駆けて行ってビックリしたり(やたらとカナヘビがいました。まだ4センチくらいの小さい子もいてかわいかったです)、いまひとつ集中力に欠けるお散歩でした。
なんだか歩く気がしなくなって、川岸で休憩していると、8羽ほどのキセキレイが川面を行ったり来たりしていました。
波状に飛んでいく様は本当にきれい。ときどき2羽がからむように飛ぶのは何をしているのでしょうね。
そろそろ南への旅の準備が始まっているのかな。
一つ、おもしろいものを見つけました。
葉っぱの上に小さなキラキラしたものがあって、近づくとハチが水をくわえている??
あれ?? 何をしているのかな??
水を飲んでいるのかな?と思ったけれど、葉っぱの上に水滴がついているわけではありません。お天気がいいのでカラカラに乾いています。
水を吐き出しているのかな?? なんのために??
しかも、その水をずっと口吻(蜜を吸うためのストローのような口)で動かしているのです。
これは調べてみるとおもしろいかもしれませんね。
さてさて、少しずつ紅葉も始まりました。どうにか調子を取り戻していこうと思います。
先日、買い物ついでにハリオアマツバメが水を飲んでいた池の様子を見にいったら、すでにアマツバメは来なくなっているようでした。
そのかわり、クマゲラが池を渡って飛んで行きましたよ。近くにはカワセミの姿も。
いつもの散歩道には、もうすぐオジロワシがやってくるでしょう。
元気をだして歩こうと思います。
2024年 9月16日(月)
三連休ですが、土曜日は仕事、昨日の朝は雨、そして午後は用事あり。
せめて今日はゆっくり歩こうと思い、山の方まで来た時に気がつきました。
上空を2羽のタカが飛んでいる!!
しかも、あのシルエットは!!!!
絶対そうだ!!! クマタカだーーーーーーーー!!!!
あごの下には黒い線も見えます。間違いなくクマタカのようです。
しかも2羽で。
「クマタカ物語」に書いたしろちゃんの両親かと思いましたが、1羽は白い幼鳥のようにも見えます。
(ちなみに、しろちゃんは独立して自分の縄張りを探しに行ったらしい)
野鳥友達Hさんに聞いたところ、しろちゃんの両親ではなく、別のクマタカの可能性が高いとのこと。
これは嬉しいですね!!! これからの出会いが楽しみです。
クマタカを見ている間中、まわりからはホオジロの声がたくさんしていましたよ。
ゴソゴソガサガサ、いったい何羽いるのかな??
ほら、こちらを覗いている。目があったらちょっと飛んで木の葉の中へ。
2024年 9月21日(土)
我が家の庭には、石でできた水入れがあります。
毎朝、スズメたちが水浴びにやってくるのが楽しくて、毎日水を入れ替えてきれいな状態を保つようにしています。
そして物陰に隠れて観察をする私。非常にアヤシイ人間ですが、とりあえずご近所からは見えない状態なので大丈夫。
ところが写真を撮るとなると難しいのです。
ベランダの窓を開けて部屋から撮るのが一番なのですが、窓が開いていると警戒して水浴びしてくれない。
みんなチラチラとこちらをうかがいながら、水だけ飲んで飛んで行ってしまうのです。水浴びできないのはかわいそう・・・
でも、窓を閉めると光の反射で鮮明に写らない。うーん、どうしよう。
曇った日に撮ったのが下の写真ですが、もっときれいに写せたらいいな。
スズメに混じってシジュウカラも水浴びをしています。
異種同士でもあまり喧嘩にならず、ちゃんと順番にバシャバシャとしている姿がかわいい。
ヤマガラやメジロ、渡りの途中のノゴマも来ていましたよ。
なんとか上手く写真を撮る方法がないか考え中です。
今日の散歩の出会いは、メジロの群れがツリバナの実を食べているところから始まりました。
シジュウカラやハシブトガラ、ヤマガラたちも熱心に食べていましたよ。美味しいのかな?
おや?? 別の鳥が混じっていますね。
ああ、また見分けの難しいヒタキ科のメスですね。
キビタキのメスであっていると思うのですが、毎回自信がなくなります。汗
今年の子育ては上手くいったのかな。
もうすぐ旅立ちですね、元気でね。
とうきび畑に潜んでいるのはホオジロの群れ。
チチッチチッと二音で聞こえるのがホオジロで、チッチッと一音で聞こえるのがアオジなのですが、今年、アオジの数がずいぶん少ないように感じています。
たくさんいるはずの鳥が少ないと、なんだか心配になりますね。
ススキ野原では、ノビタキのつがいに出会いましたよ。
私の散歩道にはノビタキが好む開けた草地があまりないため、出会いは少ないのですが、秋になると渡りの途中の個体を見かけます。
オス、メスともに冬羽に生え変わり、装いが夏とは全然違いますね。
背後からはモズの声が。
今年はあまり幼鳥に会えなくて残念!!
10月の記録に移ります。