ハリオアマツバメ。
どうか、この姿をずっと見ることができますように。
人間の活動が、彼らを消してしまいませんように。
(ハリオアマツバメは、1960年代の20%まで減少。越冬地のオーストラリアでは過去60年間で75%減少。絶滅危惧種。)
今年も散歩先の池にハリオアマツバメがやってきました!!
全長21cm、翼を広げると50cm、かなり大きな体です。
そして圧巻なのは飛行速度!!
最速で時速170キロものスピードで飛びます。(水平飛行では世界最速の鳥)
生身の体で、自分の翼だけで、そんなことができるのは本当に驚きです。
しかも彼らは一生のほとんどを空で過ごします。
なんと眠る時まで飛び続けているのですから。(脳を半分ずつ眠らせることができる)
(写真はクリックまたはタップをすると大きくなります)



その生態は謎が多くあり、残念なことにそれが解明されないままどんどん数を減らしてしまっているのです。
なんとしても守りたい。でも渡り鳥ですから国を超えた協力が必要不可欠のようです。
(長崎大などの研究グループの調査によると、日本から南半球のオーストラリアにかけて大きく「8の字」を描くルートで移動し、総移動距離は地球1周に相当する約4万キロに及ぶのだとか。)
本当に、国同士でいがみあいしているうちに大切なものがどんどん消えていくようです。
今の地球環境を考えたら、そんなことをしている場合じゃないですよね。
今の大人は、子どもたちの未来になにを残せるのだろう。私はなにができるのだろうと考えています。

私が今シーズンはじめてハリオアマツバメが池に水を飲みに来ているのを見たのは、6月22日。
この時は10羽ほどが豪快に水しぶきを上げていました。
ただ、一つ問題が。
昨年もブログに書いたのですが、情けないことに私は他のカメラマンさんがいる場所だと緊張してしまって撮影できないのです。汗
使っているカメラが古いので、シャッター音がうるさくて気を使うのが一番の理由ですが、私のカメラとレンズを見て・・・なんというかその・・・何も知らない人間と思うらしく(実際、知らないことの方が多いけれど)、態度にだす方もいるのです。ちょっとトラウマになってしまって。
まあ、自分でもシャター音は鳥たちを驚かしてしまうことがあるから、いつかは買い換えたいなと思っているのですが、いつになるかな・・・。
自分のためにお金を使えるようになったら考えることにします。
そんなわけで、今回も撮影開始5分でいたたまれない気持ちになって逃げてしまいました。
そこにいたカメラマンさんは優しそうな人で、後から来た人も特に何もなかったのですが、私が勝手に怖気付いてしまって。
これじゃいかんので、少しずつ人慣れ(?)していこうと思います。(私が野生動物みたいですね)
では、5分の間に撮った写真をのせておきます。







本当は口を開けて水をすくった瞬間を撮れればわかりやすいのですが、この写真でも彼らの様子が少しは伝わるでしょうか??
見ていると鳴き声や羽音も聞こえます。
仲間同士で合図をしながら飛んでいるみたいです。
この夏、子育てが上手くいって、たくさんの雛が育ってくれればいいなと思います。(その後も時々、様子を見に池に行っています)
ハリオアマツバメを見ていると、よくカワセミとヤマセミが姿を見せます。
ただ遠いことが多く、様子を伺う程度なのですが。
でもこの時、カワセミが飛んで行った方向に目をこらすと、あれ?? 幼鳥がいる??
うーん、遠すぎてよくわからなかったのですが、1羽が飛んで、もう1羽が親から魚をもらったように見えたけど・・・どうかな??

散歩道でもカワセミの声を聞くことはよくあるのですが、遠くにとまっていることが多いので、300ミリレンズだときれいに撮影は難しいですね。



でも先日、夕方の散歩で歩いている時にふと声が聞こえて横を見ると、すぐ近くにとまっていてビックリ!!
だけど今度は、西日がさんさんと降っていて逆光。すごい逆光。涙
しくしくと泣く私を1分ほど眺めていたカワセミさん(しかも首を傾げて)、そのまま飛んで行きました。
カワセミの他にも、ハリオアマツバメを見ている時にカイツブリによく会います。
かわいいなと見ていると、顔を水に突っ込んだとたんにエビをくわえていました。
一瞬の早業。しかも、すごく嬉しそうな顔でした。



ちなみに、たまに水面を蹴ってバシャバシャしながら前に進むのは何をしているのかな?
運動? 遊び? 飛ぶ練習?

大きな鳥を見ていると、小さな鳥を見逃すことがあります。
小さな気配に目を向けると、シジュウカラの幼鳥が水浴びをしていて、枝に飛び乗ったところでした。
あはは、ずぶ濡れ。きれいになったかい?

手すりにとまったトンボはギンヤンマかな??
青色がきれいな子で、目立っていました。

話を散歩道の出来事に変えますね。
6月の記録に、偶然見つけた、いくつかの鳥の巣のことを書きました。
近くを通りかかったときに、遠くからそれとなく様子をうかがっていましたが、だいたいは無事に巣立ったのかなと思います。
もっとも、天敵に襲われた可能性もありますが。
この時期、必ず一度は出会うのがこの子たち。


左の写真、人が歩く道の上にいたので横の藪にどかしたら、警戒して守りのポーズになりました。
確かに鳥などの天敵で、嫌われ者の彼らですが、生態系のバランスをとる大切な役目をもった生き物です。
また、野生の彼らは動物園などで飼育されている蛇と比べてすごくきれいな色をしていますよ。
ちなみに北海道の野生種は大人しい子が多く、踏みつけたり、よほどひどいいたずらをしない限り噛み付いたりしません。
毒蛇のマムシは危険ですが、同じように人間が気をつけて行動すれば、マムシのほうから積極的に襲ってくることはないです。
蛇がいると大騒ぎをする人や、おもしろがって捕まえようとする人がいますが、手出しをせず見守るのが一番ですね。
(蛇は色の変異があり、種類が判別しずらい場合があります。万が一噛まれたら必ず医療機関を受診しましょう)
話がずれました。鳥のヒナ(幼鳥)の話に戻しますね。
6月の記録に書いた、幼稚園の駐車場の、よりにもよってスピーカーの下に巣を作ってしまったニュウナイスズメですが、やはり危険を感じたのか、運動会の当日、開催中に巣立ちをしたようです。
そもそも巣立ちが近い様子だったので大丈夫だとは思うのですが、大音量の音楽と破裂音が響き、大勢の人がいる中で無事に親鳥と共に移動できたか心配で・・・。次の日に探してみましたが、姿は見当たりませんでした。(当日は人が多くて探せなかった)
ニュウナイスズメの無事を確かめられなくて、いささか気落ちして散歩道を歩いていると、頭上の木の穴で何かが動きました。んん??


あれれ? またニュウナイスズメ。
今年は縁がありますね。こちらの巣は静かな林道の脇にありました。
無事に巣立つといいですね。がんばってね!!
何箇所かあったシジュウカラの巣のまわりでは、巣立った幼鳥たちと親鳥の姿が見られます。
巣立ってもしばらくは餌を運んで食べさせる親鳥。
子どもたちが独り立ちするまで、あと少しだね。がんばって!!
(まだ上手く飛べない幼鳥がいますが、拾ってはダメですよ。誘拐になってしまいます)




よく見ていると、親鳥は桑の木の葉が丸まって筒状になったところから何度も虫を取り出していましたよ。蛾の幼虫がいるんですね。




巣立ちが派手なのはアカゲラの幼鳥。
巣立ちが近づくと、辺りに響き渡る声で鳴きまくるのです。
あんなにうるさく鳴いて、天敵に見つからないのかなと思うのですが、不思議と大丈夫なんですよね。
職場のすぐ近くでも数日に渡って鳴き声が響いていて、興味を持った職員の方をちょこっとだけ案内しました。
(なにせ車がたくさん通る道路の脇の枯れ木に巣を作っていたので、歩道を普通に歩いても見えるのです。いつもは気がついていないフリをしているのですが)
すごく身近なところに、小さな物語があることが伝わったら嬉しいですね。

あちこちにある巣ですが、気をつけないとうっかり子育ての邪魔をしてしまう場合もあります。
先日、歩いている時にヤマガラの警戒鳴きが聞こえてきました。
ニーニーニーと騒いでいます。近くにカラスがいたせいかなと思ったのですが・・・
あれ?? 私?? 私になにか訴えていない???

おろおろと辺りを見回して、頭上を見上げて気がつきました。
私の頭の高さにキツツキの古巣の穴があります。これ、ヤマガラの巣だ!!
私が巣の前に立って邪魔をしていたのです。わあああ、ごめんなさい!!
あわててどけると、すぐさま親鳥が巣の入り口に飛びつきました。
ちらっと見えたヒナの顔。餌を食べさせたようです。そして、ヒナの糞を受け取ると飛んで行きました。(巣を清潔に保つために、親鳥はヒナの糞をきちんと外に捨てるのです。)
ちらっと見えたヒナの様子から、ここも巣立ちが近いですね。がんばって!!


この散歩の時、足元にも小さな気配がして立ち止まりました。
息を潜めていると・・・歩いてきたのはヤチネズミ!! かわいいな。
すぐに私に気がついて隠れてしまいましたけど、野ネズミとのうれしい出会いでした。

今年、森の木や昆虫たちについても、もっと勉強しようと思っているのですが、なかなかブログに書くまでのことはできなくて。
でも、少しずつ知識を増やして、できることを増やしていこうと思っています。




クワガタ、見つけると全て持って帰ってしまう人がいるけれど、観察後はちゃんと森にもどさないといなくなってしまいます。
ただでさえ、卵から成虫になるまでに2〜3年と長い時間が必要ですし、気候の変化や外来種が増えていることも繁殖に影響があると思われます。
それに、持ち帰って満足して、そのまま死なせてしまうことがとても多いのが残念でなりません。お子さんと一緒に捕まえたのなら、命の大切さや責任もきちんと伝えるのが大人の役目だと思うのですが。
(大人の人が大量に持ち帰るのは、もっと残念に思う)
お世話をするなら、きちんと管理できる数を責任持って。
オス同士を同じ水槽に入れない(一見大丈夫そうでも、夜間などに大げんかをして片方が衰弱、死んでしまう)、エサの管理、昆虫マットの管理など、きちんとお世話するのはなかなか大変ですが(私も職場で苦労)、生きているのですから大変なのは当然ですし、管理が難しいなら一週間くらい「お泊まり」をして、きちんと元いた森へ返してあげるのが自然教育だと思います。
(ただし秋、寒くなってから外へ放り出すのは殺すのと一緒です。夏の間に帰さないと)
昨年は、北海道にいないはずのオオカマキリが大発生してビックリしましたが、今年はどうかな? 怖いですね。
※ ここまでなんとか書いてきましたが、これでもまだ6月末〜7月の第1週までの出来事です。うーん、時間と体力がない・・・今日はもう7月20日。
あせってしまいますね。
とにかく書いていきます!! では、オシドリの話題から。


前回、ハリオアマツバメを見に行った池を再び訪れてみました。
今度こそ、他のカメラマンさんがいても逃げないぞと決心?していたのですが、5羽くらいのハリオアマツバメがさっと水を飲んで飛んで行った後は、一時間経っても群れが来ませんでした。(後で来たのかも)
でも、ここの池周辺は生き物の宝庫です。(外来種もだいぶ入ってしまっていますが)
散歩してから帰ろうと歩いていたら、さっきまで池を泳いでいたオシドリのメスが木陰で休んでいました。

でも、なんだか頭上を気にしています。なにを見ているのかなと思って様子を伺うと・・・跳んだ!!




えーっ、なになに?? なにを食べたの??
ここからだとよく見えない。実?葉?虫?・・・いや、やはり実??

また跳んだ!!!


どうやら葉を食べたみたい。
私の見間違いでなければ、ヤマグワの木だよね?
一回目のジャンプで実を、二回目のジャンプで葉を食べたように見えるけど、どうかな??
ヤマグワを食べるとは知らなかったので、勉強になりました!!
オスも近くでお昼寝していましたよ。

日が長いうちにと思って、仕事の後も体力が残っていれば散歩をしてから帰るのですが、7月の中旬は気温と湿度が高い日が多くてヘトヘトになってしまいました。
北海道でこれなのだから、本州以南の暑さは想像できないくらい大変ですね。
そんな中、フラフラと歩いていた時に川からヤマセミの声が聞こえてきて我に返りました。
木々の間から一瞬姿も見えて、耳を澄ませると・・・
キセキレイの声と・・・カワセミの声も聞こえてきましたよ。ステキ!!

ヤマセミは飛んで行きましたが、カワセミは近くにいるみたい。
ちょっと待ってみようかなと思って静かにしていたら、頭上から何かが降ってきました。
うわ!! なに??
見上げると、いつの間にかオスのクマゲラが木を掘っていました。気がつかなかった!!
静かに熱心に木を掘り続けるクマゲラ。落ちてくる木屑。
そして、近くにもう1羽いるみたい。メスのクマゲラ・・・幼鳥かな?
さて、前方のカワセミ、頭上のクマゲラ、どっちも気になってきょろきょろしているうちに、カワセミが飛んでいく後ろ姿が見えました。あらら、行ってしまった。またね。





幼鳥といえば、笹薮がごそごそ揺れたので覗いたら、アオジの子どもがいましたよ。かわいいなー。

※今年、温暖化の影響を心配していたアカエゾゼミやコエゾゼミ、エゾゼミが一斉に鳴き始め、うれしい驚きとなりました。
そして美しい物語に出会うことができました。
8月の記録に移ってから、詳しく書きたいと思います。

8月の記録に移ります。