カテゴリー
お散歩に行ってきました!

2026年 8月の記録

7月の下旬は涼しい日が続きました。
温暖化が問題になる前、私が子どもだった頃の北海道の夏はこんな感じだったと思います。
少しホッとしていた時に起こった熊本の地震。
酷暑のなかでの避難生活の様子をニュースで見るたびに、どれほど大変な思いをなさっていることかと気遣われてなりません。
義援金を送ることぐらいしかできませんが、被災地の一日も早い復旧を、心よりお祈り申し上げます。

では、先月の記録に書けなかったセミの記録から書いていこうと思います。

昨年の夏、北海道にあるまじき異常な暑さの中で、エゾゼミやコエゾゼミ、アカエゾゼミといった北方系のセミが姿を消してしまいました。
まさか、気候変動のせいで、このままいなくなってしまうのではと危惧していたのですが、今年の7月に森からアカエゾゼミの声が聞こえてきて、ほっとして思わず涙ぐんでしまいました。
その後、地中からどんどんセミたちが出てきて、昨年の分を取り返すかのような大合唱に。
将来的なことはわかりませんが、少なくとも今年は北海道らしい北方系のセミの声に包まれて夏を過ごすことができることに感謝しています。

まずは、セミの紹介から。
北海道で(私の散歩の範囲で)身近なセミたちです。
たぶん、本州より南では標高が高いところにいるセミが、北海道では平地にいる感じですね。
下の写真、スマホで撮ったものです。(実は、肩関節周囲炎により腕が痛くて現在一眼レフを持てない)
(写真はクリック、またはタップをすると大きくなります)

地面には、地中からセミの幼虫が出てきた穴があちこちに空いています。
木の幹にはセミの抜け殻がたくさんついていて、シラカバの木などは、一本の木に20個くらいついていることも。
羽化のときに体をしっかり固定できるように、幼虫の足はとてもよくできていて、抜け殻になってもブローチのように服につけることができます。
(いっぱいつけたら、少々気持ち悪い写真になったので一個だけで撮影)

羽化は、暗くなってから始まることが多いようですが、午後13時を過ぎたあたりから地表に出てくる幼虫もいます。
地面を歩いていることもあるので、うっかり踏まないように注意!!
(ここから下の写真は、腕を痛める前なので一眼レフによる撮影です)

上の写真、ちょうど土から出てきた幼虫を見つけて撮影したのですが、たまたまアリの巣の近くだったらしく、攻撃されていました。
ここで体力を消耗すると羽化の途中で死んでしまうので、拾い上げて木にとまらせてみましたよ。
力強く木を登り始めた幼虫。途中で毛虫を踏んで困って(?)いましたが、見えなくなるほど高くまで登っていきました。がんばれ。

←動画をご覧になりたい方は、ここをクリックしてください。

近くには、すでに羽化を完了して体が硬くなるのを待っている子や、残念ながら羽化できずに力尽きてしまった子もいました。
そんな中で、またもや1匹の幼虫が木を登ってきました。
この子は私の目の高さで止まり、ゆっくりとおしりを上下させ、やがて動かなくなりました。これは・・・羽化がはじまる!!

とはいっても、この状態から羽化が始まるまでには、早くて20分、長くて一時間程度の間が空きます。これがけっこう長く感じられる。
その間、エゾゼミの成虫を観察したり、羽化が終わった他の子の様子を見たりしていたのですが、一時間経っても変化がなく、ちょっとボーっとしていたら・・・

大変!! 始まっていた!!! いよいよだーー!!!

羽化開始(背中が割れて)から、ここまでで30分。
この後、しばらく後ろに倒れた姿勢を保ちます。
足がしっかりして、殻につかまることができるようになるのを待っているのだとか。

羽化開始(背中が割れて)から一時間近く経過。
起き上がるのかな?? と思ったのですが、素晴らしい変化が起こりました。

羽が伸びていく様は神秘的。つい先ほどまで地中にいた幼虫が空を舞うのです。

羽化開始(背中が割れて)から1時間15分。
ついに起き上がり始めました。あと少しです。

辺りはすでに薄暗く、撮影が難しくなってきました。
木に登り、場所を定めてから二時間半。
小さな生き物の、命がけの挑戦を目の当たりにしました。
命ってすごい。

この羽化を撮影した時、近くの木にすでに羽化を終えた子がとまっていたので、同時に様子を見ていたのですが、だんだん体の色が変わっていき、それとともに殻から離れ始め、見つけてから4時間半経った頃に木を登っていきました。
羽化を撮影した子も、同じような流れで一人前のセミになるのでしょうね。

その後も毎日のように羽化したセミに出会うことができました。
どうか、来年も再来年もその次も、北国のセミたちの声が聞けますように。
気候変動に負けないで!!(人間が責任とらなきゃ)

一人前になったコエゾゼミが、目の前で鳴いていたのでスマホで撮影しましたよ。
容量の関係で動画は30秒ほどしかのせることができなくて、声の変化を全てお伝えできないのが残念。涙

←動画をご覧になりたい方は、クリックしてください。

さて、8月の記録を書いていきたいところなのですが、実は色々なハプニングがあって、ほとんどお散歩に行けていないのです。
まずは、肩関節周囲炎になってしまったこと。
いわゆる四十肩とか五十肩と呼ばれるものですが、症状がひどくて左手が使えない状態に。
しまいには痛みで着替えさえまともにできなくなり、病院でステロイドの注射にヒアルロン酸の注射、電気治療、リハビリと色々やって、なんとか動けるようにはなったものの、重たい一眼レフをしっかり支えることができず、やむなくお散歩は自粛。仕事にも支障が。涙
しかも、体調不良は他にもあって、そちらの病院にも行かねばならず、来月にはちょっとした手術を受けなければならないこともわかり、気持ちは落ち込む一方なのです。

しかし、季節は秋に突入!! (これを書いているのは30日)
すでに紅葉が始まっている場所もあります。
落ち込んでる場合ではありません。歩くのだ!! 

とりあえず腕を痛める前、7月後半から8月中旬にかけて撮った写真をのせていなかったので、遅くなりましたが記録しておこうと思います。

まずは、我が家の庭に時々来ていたモズ。
無事に雛が巣立ったようで、親子連れでかわいい姿を見せてくれました。
幼鳥たちが水場で水浴びをすることもありましたよ。
北海道ではモズは夏鳥。もうすぐ南に向けて旅立ちます。来年帰ってきてくれたら嬉しいな。

ハリオアマツバメが水飲みにくる池にも何度かお散歩に行きました。

池の水鳥たちは繁殖期を過ぎて、オスがメスそっくりになるエクリプスがおこっています。
あんなに色鮮やかだったマガモやオシドリのオスが、地味〜な外見になっているのが面白い。

クチバシの色でエクリプスかどうかわかるのはオシドリも一緒です。
オスのオシドリはクチバシがきれいな赤色をしていて、エクリプスの時期にはそれが少し薄くなりますが、きれいなピンク色をしています。

とはいえ、エクリプスのオス、メス、親と変わらない大きさになった幼鳥が一緒にいると、どれがどれやら見分けがつかなくて混乱するのも毎回のこと。
さてさて、木の下で騒いでいるこの子たちはオス? メス? 幼鳥?
そして、なにかを咥えているようですよ・・・?

えーーーと、幼鳥・・・いやメスかな?
そして、咥えているのはでっかい青虫!!! スズメガの幼虫?

大きくて、食べるのに苦戦しているみたい。

オシドリは「森の水鳥」と言われるだけあって、木から虫や実をとったり、葉を食べたり、見ていると面白いシーンにたくさん出会います。
見分けについては・・・毎回、まあいいかと思ってしまうのがよくないですね。次回はがんばりましょう〜。

少し離れたところでは、カイツブリがおもしろい行動をしていましたよ。
水中に潜っていったので、獲物を捕っているのかと思ったら・・・
んん?? 葉っぱを咥えて浮かんできた。それ、どうするの??

葉っぱを咥えたまま枯れ木に近寄って・・・

枝にかけてる??・・・まるで洗濯物??

ふうー、やれやれという声が聞こえてきそう。
しかし、なにをしているのかな?? 遊んでいるのかな?? おもしろいね。

ちなみに、しばらくしたら枝から降ろして、水中にポイ・・・謎???

この時、すでに夕方の4時すぎ。
その時、目の端を高速で横切っていった影が。
おっと、ハリオアマツバメだ!!

あれ・・・?
ちょっと様子が変ですね。
いつもなら水面スレスレを飛んで水を飲むので、白い線ができるのですが、口を開けるだけで水を飲まないまま通過していく。
どうしたのかな??

10羽いるかいないかという群れですが、どの子も飲まないで通過するだけ。
口は開けているのにね。んーーー?

日没が近いので、日光の角度の問題で水面が見辛いのでしょうか??
それとも、経験の浅い今年生まれの若鳥たちなのでしょうか??(見分けは至難)
うーーーーむ。 夕焼け空の下でがんばるハリオアマツバメ。

今までの状況や距離から考えても、私がいるのが原因とは考えにくいけれど、万が一を考えてその場から離れることにしました。
やはり経験が浅い若鳥なのかな??
確かにあのスピードで水面に突っ込んで、口で適量の水をすくい取るわけですから、一歩間違えれば墜落の危険もあるでしょうね。

私には詳しいことはわかりませんが、これから海を渡って、総移動距離が約4万㎞にも及ぶ旅にでる彼らにエールを送りながら帰りました。

我が家の庭では、スズメの子育てがまだまだ続いています。
親鳥達の奮闘も、子スズメたちの成長も、まぶしく見える毎日です。

いろいろありましたが、なんとか書いた8月の記録。
9月もどれだけ歩けるかわかりませんが、気がついたことをこつこつ書いていきます。
(7月の記録にのせようと思っていた写真を数枚忘れていて、今更ですが追加しました。たいした写真ではありませんが、よかったら7月の記録の最後を見てみてください)

9月の記録に移ります。

「2026年 8月の記録」への4件の返信

くうちゃん、お返事遅れてすみません

もう愛知に帰る日が近づいて来てしまいました。
今回は、釧路~網走~旭川、洞爺湖~室蘭~ウトナイ湖~支笏湖と回ってきました。
釧路に向かう道中では普通にタンチョウが餌をついばんでいるのに感動したり、くうちゃんのおっしゃる通り、いつもの鳥さんたちもかわいい姿を楽しませてくれました!

そしてなんといっても一番大きなトピックは、とある園地でクマゲラに出会えたことです!
突然目の前の幹に飛んできたのですが、その大きさと表情の可愛さに言葉をなくしてしまいました。

この豊かな北海道の自然が、ずっと変わらず残ってくれることを願ってやみません。

おにさん、クマゲラに会えたのですね!! コメントありがとうございます!!

それにしても、広い北海道を横断したのですね!! すごい!!
北海道の距離感って、車で2時間以内なら「近場」という感覚なのですが、それでも大移動だと思います。
今度はぜひ、シマエナガやオオワシ、オジロワシの季節にも来ていただけたら嬉しいです!!

※読んでいただいている他の方の参考までに書くと、例えば札幌から知床までだと車でノンストップで7時間かかります。
札幌から函館だと4時間とか・・・そんな距離感です。(あ、片道です)

くうちゃん、お久しぶりです
エゾゼミってどれも、歌舞伎役者の隈取にもアイヌの方が描く文様のようにも見えるルックスですね😊

(7月の記録も楽しませていただきました)

私、もうすぐ北海道を訪れます。
札幌を拠点に9月中旬まで3週間ほど滞在する予定です。道内のどこに行こうかは、まだ決めかねています。
もしかしたら時期を外しているかもしれませんが、鳥さんや美しい風景に出会いたいと思っています。

コメントありがとうございます!!
北海道にいらっしゃるとのこと、ぜひ楽しんでくださいね!!
ただ、こちらは昼と夜の気温差が大きくて、夜はすでに肌寒いです。
また、北海道の山や海は霧がでたりすると気温が急落しますので、上着を必ずご持参くださいね。
吹いている風も、上空の雲も、すでに秋の気配をまとっていますから、最高気温だけをみて油断すると体調を崩してしまします。
ちなみに、時期をはずすということはないと思います!!
その時その時で生き物たちの物語に出会えると思います。どの生き物も、今年生まれの子どもたちが旅立ちや冬支度のために力を蓄えようと奮闘していますし。
あと北海道の中央部にある大雪山(たいせつざん)では、9月上旬から紅葉が始まりますから、もしかしたら日本一早い紅葉にも出会えるかもです。
Have a nice trip!!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です